PRPによる女性器・陰茎治療の導入方法と効果・費用を解説

PRPによる女性器・陰茎治療の導入方法・効果・費用を解説する医療機関向けサムネイル画像

「デリケートゾーンの加齢変化に悩む患者さんが増えているが、女性器や陰茎へのPRP治療を自由診療メニューに加えるべきかどうか、判断材料が足りない」——院内の診療科目を検討する中で、そう感じているクリニック院長・導入担当者の方は少なくありません。婦人科形成や美容外科、泌尿器科の領域では、加齢や出産に伴う膣・外陰部の乾燥や弾力低下、あるいは陰茎周辺の変化に対する選択肢として、OショットやPショットと呼ばれるPRP治療を提供している医療機関があります。

私は再生医療コンサルタントとして、PRP再生医療の導入プロジェクト支援を専門に行っています。再生医療等提供計画の申請支援だけでなく、院内導線・スタッフ分業・初期運用設計まで一気通貫で伴走することを役割としており、整形外科領域のPRP導入やED治療領域のPRP導入についても支援の相談を受けてきました。

この記事では、女性器・陰茎へのPRP治療がどのような施術なのか、対象となる症状や再生医療上の位置づけ、Oショット・Pショットの違い、そして実際にこの領域で提供計画を公開している医療機関の事例まで、自院での導入を判断するために必要な情報を整理してお伝えします。

本記事のポイント
  • 女性器PRP治療の特徴と対象となる症状
  • 女性器PRP治療の再生医療上の位置づけ
  • Oショット・Pショットの違いと特徴
  • 女性器PRP治療を導入している医療機関の事例
目次

女性器のPRP治療とはどのような施術か

まず、女性器へのPRP治療がどのような施術として位置づけられているのか、基礎的な部分から整理します。すでに提供している医療機関の傾向や、陰茎への施術との違いも含めて確認していきます。

女性器PRP治療の概要と特徴

女性器PRP治療の対象症状と採血から局所投与までの流れ

女性器へのPRP治療は、加齢や出産に伴う膣・外陰部の皮膚や粘膜の変化に対して、自己血液由来のPRP(多血小板血漿)を用いる再生医療的アプローチです。

自己血液から調製したPRPを使用する点が、この治療の特徴の一つです。婦人科形成の分野では、膣や外陰部の皮膚・粘膜の変化に対する自由診療として提供されている例があります。

採血後にPRPを調製し、対象部位へ局所投与するという流れ自体は、整形外科領域のPRP治療と大きくは変わりません。投与対象がデリケートゾーンであるという特性が、院内の説明体制や動線設計に独自の配慮を求める点です。

Oショットと呼ばれる施術の位置づけ

女性器へのPRP治療は、業界内で「Oショット」という通称で呼ばれることがあります。膣・外陰部のゆるみや乾燥感、感覚の変化といった悩みに対応する施術として、美容クリニックや婦人科形成クリニックの自由診療メニューに位置づけられている例が見られます。

通称が先行して患者さんの認知が広がっている領域であるため、院内で案内する際には「Oショット」という呼称と、正式な治療名・再生医療区分を併記しておくと、患者説明の一貫性を保ちやすくなります。

対象となる診療科と適応症状

女性器へのPRP治療は、婦人科形成・美容外科・泌尿器科のいずれかの診療科で扱われることが一般的です。すでにPRP治療を導入している医療機関でも、既存の診療科目の延長として新メニュー化しているケースが多く見られます。

対象となる主な適応症状は、以下のような加齢や出産に伴う変化です。

女性器PRP治療の対象となる診療科と主な適応症状

いずれも医学的な適応判断は実施医師が行うものであり、私のようなコンサルタントの立場で個別の症例に対する治療適応を判断することはありません。あなたのクリニックで導入を検討する際は、既存の診療科目とこれらの適応症状との親和性を確認することが出発点になります。

女性器PRP治療の再生医療区分

女性器・外性器周辺へのPRP治療は、第三種再生医療等として提供されている事例があります。実際に、後述する医療機関でも、女性器や外性器の皮膚・粘膜を対象としたPRP治療が第三種再生医療等として公開されています。

そのため、自由診療であっても院内の判断だけで開始できるものではなく、治療開始前に再生医療等提供計画に関する所定の手続きが必要です。

女性器PRP治療の第三種再生医療等としての位置づけと導入手続き

自院で女性器PRP治療の導入を検討する場合は、治療内容や使用するPRPキットなどを確認しながら、必要な手続きを整理していくことになります。

陰茎PRP治療(Pショット)との違い

OショットとPショットの対象部位・症状・診療科の違い

陰茎周辺へのPRP治療は「Pショット」と呼ばれることがあります。勃起機能の低下や陰茎周辺の皮膚・粘膜の老化に対する施術として、泌尿器科や男性向けクリニックで提供されています。

女性器へのPRP治療(Oショット)と陰茎へのPRP治療(Pショット)は、いずれも外性器周辺への局所投与であり第三種再生医療等に区分される点は共通しています。一方で、対象となる診療科(婦人科形成・美容外科と泌尿器科)や、患者説明で扱う適応症状の内容は異なります。

後述する富永ペインクリニックの提供計画のように、男女両方の外性器を対象とした提供計画を1つにまとめている医療機関もあれば、女性器のみを対象とした提供計画を公開している医療機関もあります。自院でどちらか一方から導入するか、両方を視野に入れるかによって、必要な院内体制も変わってきます。

女性器PRP治療で使用する医療機材

女性器PRP治療で使用する遠心分離機やPRP調製キットなどの医療機材

女性器へのPRP治療で必要になる医療機材は、採血からPRPを調製するための遠心分離機とPRP調製キットが中心です。関節へのPRP注射など、他の部位のPRP治療ですでに使用している機材と共通するケースが多く、既存設備を流用できる可能性があります。

ただし、投与部位に応じた専用の穿刺具や、局所麻酔に関する準備が必要になる場合もあります。導入を検討する段階で、使用予定のPRPキットが女性器・外性器への投与を想定した提供計画に対応できるか、メーカーや委員会に確認しておくと手戻りを防げます。

女性器のPRP治療を導入した実施施設の事例

実際に女性器・外性器へのPRP治療の提供計画を公開している医療機関の例と、導入後に押さえておきたい費用や体制面のポイントを確認します。

女性器PRP治療を導入する医療機関の例

2026年現在、e-再生医療で公開されている情報をもとに確認できる、女性器・外性器へのPRP治療の提供計画の例は次のとおりです。いずれも第三種再生医療等として届出・公開されています。

医療機関名(HP)提供計画名患者説明書(e-再生医療掲載)
一般社団法人エンパシア IITクリニック自家多血小板血漿(PRP)を用いた女性器の皮膚・粘膜の老化に対する再生療法資料1
医療法人社団康静会 プルージュ美容クリニック多血小板血漿(PRP)を用いた女性器及び周辺に対する再生療法資料1
医療法人TMC 富永ペインクリニック自己多血小板血漿(PRP)を用いた男女外性器の皮膚・粘膜の老化に対する再生療法資料1

いずれも、婦人科形成・美容外科・泌尿器科という、この記事の前半で触れた診療科の延長として提供計画が組まれている点が共通しています。自院の診療科目とどの程度親和性があるか、比較の参考にしてみてください。

提供計画に見る対象部位の違い

女性器PRP治療を実施する医療機関の事例と対象部位の違い

3つの提供計画を比較すると、対象部位の設定に違いがあることが分かります。IITクリニックとプルージュ美容クリニックは女性器・外陰部を対象とする提供計画である一方、富永ペインクリニックは陰茎・陰嚢・陰核・大陰唇・小陰唇・膣入口まで含めた、男女双方の外性器を対象とする提供計画になっています。

対象部位を広く設定するほど、院内で説明すべき適応症状のバリエーションは増えます。自院でまず女性器領域から導入し、運用が安定した後に陰茎領域へ広げるという段階的な進め方も選択肢の一つです。

女性器PRP治療の自由診療費用

女性器へのPRP治療は自由診療にあたるため、価格は各医療機関が独自に設定します。他の部位のPRP美容医療と同程度の価格帯で案内している医療機関が多く見られますが、これはあくまで一般的な傾向であり、地域性や院内の位置づけによって適正な価格は異なります。

「価格を安く設定すれば患者数が増えるのではないか」と考えたくなりますが、デリケートゾーンを対象とする自由診療は、価格の安さよりも医師の説明の丁寧さや通院のしやすさが選ばれる理由になりやすい領域です。価格設定は、他院の金額を模倣するのではなく、自院の説明体制・フォロー体制とセットで検討することをおすすめします。

正確な価格帯や採算ラインは、自院の診療科目・患者層によって変わるため、この記事だけで判断せず、実際の相談・見積もりの中で確認することをおすすめします。

問診と説明体制を整える注意点

女性器・陰茎という部位の特性上、問診や説明の場面で患者さんが心理的な抵抗を感じやすいことは、他のPRP治療領域にはない特徴です。医師による医学的な説明と、スタッフによる予約・費用案内を分けて設計しておくと、患者さんが必要以上に身構えずに相談しやすくなります。

「デリケートな内容だから、担当医師がすべて説明すべきではないか」と考える院内もありますが、費用やスケジュールといった事務的な内容まですべて医師が説明すると、医師の負担が集中し、結果的に案内できる患者数が伸び悩む原因になります。医学的判断はあなたのクリニックの医師が担い、案内業務はスタッフと分担するという整理が、無理のない運用につながります。

女性器PRP治療の導入を検討する際のポイント

女性器PRP治療を医療機関が導入検討する際に確認したいポイント

ここまで、女性器へのPRP治療がどのような施術なのか、対象となる症状や再生医療上の位置づけ、実際にこの領域で提供計画を公開している医療機関の事例を確認してきました。

女性器・外性器へのPRP治療は、婦人科形成・美容外科・泌尿器科などで、新たな自由診療メニューとして検討できる再生医療の一つです。特に、すでにPRP治療や自由診療を取り扱っている医療機関では、既存の診療内容や患者層との親和性を確認しながら導入を検討できます。

一方、女性器・外性器へのPRP治療は、自由診療であっても院内の判断だけで開始できるものではなく、再生医療等提供計画の提出など所定の手続きが必要です。

「自院でも女性器PRP治療を取り扱えるのか」「現在使用しているPRPキットで導入できるのか」「どのような申請が必要なのか」といった点については、治療導入を具体的に決める前の段階から確認できます。

自院で女性器・陰茎へのPRP治療に興味があるものの、導入できるか判断できていない段階でもご相談いただけます。現在の診療内容や導入目的を確認しながら、自院で導入を検討できる治療かどうか、必要となる手続きも含めて個別に整理しています。

当センターは、PRP療法・幹細胞治療を中心とした再生医療導入のトータルサポートをご提供しています。

当センターの支援の特長

  • 申請実績300件超の経験値と対応力
    書類の質と経験値が、審査通過のスムーズさに大きく影響します
  • 申請成功率100%・返金保証
    万が一、不成功の場合は費用を返金いたします。確実な申請をお約束します
  • 最短30日のスピード申請
    200時間超を要する申請業務を代行。先生が本来の診療に集中できる環境を守ります
  • 「申請」ではなく「標準メニュー化」がゴール
    他社は書類作成のみ。弊所は申請+初期運用設計までをパッケージで支援します
  • 院内集患の導線設計
    広告費ゼロで既存患者への案内が自然に生まれる「プル型」の院内環境を構築します
  • 医師説明ツールの提供
    医師が金額ではなく「得られる未来」を短時間で伝えられる説明資料を提供します
  • カウンセリングツール・分業体制の構築
    医師→スタッフへのバトンタッチ体制の確立により、月50件→158件へ急増した実例があります
  • 貴院専用PRP特設LP(ランディングページ)の作成
    患者・家族が帰宅後に読める特設ページを、標準プラン内で作成いたします
  • 導入前・導入時・導入後の一気通貫サポート
    申請から運用設計・初期伴走まで、すべてのフェーズで並走します
  • 全国対応(訪問+WEB)
    初回は必ず現地に伺い、状況をふまえたご提案を行っています

当センターは、将来を見据えた「選ばれるクリニックづくり」を見据えてサポートいたします。

再生医療の導入をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。

\お気軽にご連絡ください/

お問合せや無料相談はこちら

泉山秀和
再生医療導入コンサルタント
再生医療導入の専門コンサルタントとして、PRP療法・幹細胞治療・免疫細胞療法など、全国で延べ150件以上の申請サポートに携わり、医療機関の皆様をご支援しております。
新たな治療法の導入にも全力で取り組んでおり、難易度の高い案件ほど、当センターの幅を広げる好機と考えております。
ぜひご相談ください。
目次